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目の病気


網膜剥離(もうまくはくり)

網膜剥離とは?

網膜剥離とは、何らかの原因で網膜がはがれてしまう状態のことです。
網膜に穴が開くことによって起こるものや、滲出液という水分が網膜の下に溜まって起こるものなど原因は様々です。
最も多いのは、網膜に穴が開いてしまい、眼の中にある水(液化硝子体)がその穴を通って網膜の下に入り込むことで発生するようです。このような裂け目や穴を網膜裂孔(もうまくれっこう)といいます。
剥がれた部分の網膜色素上皮細胞(眼の壁の細胞)などが眼球内を浮遊し、それが飛蚊症を起こします。

網膜裂孔(もうまくれっこう)

網膜に穴ができる病気です。しかし網膜裂孔だけの時期に発見できますと、光凝固療法といって外来でおこなえる治療方法によって網膜剥離を防ぐことができます。
そのため、定期的に検査を受け、経過を見守る必要があります。

網膜剥離が起きたらすぐに気づくために、セルフチェック

  • 物がゆがんでないか
  • 見える範囲が欠けていないか
  • 視力が悪くなっていないか

【チェック方法】
モニターから目を約30センチメートル離し下の図の中央の白い点を片目で見つめ、格子の線がゆがんでないかや、見えないマス目がないかを確認してください。 ※マス目の間隔が5ミリに見える設定で

定期的な眼底検査が大切です

少しでも疑わしい場合は、網膜に異常がないかどうか定期的なチェックが大切です。網膜に全く異常がなければ心配はありませんが、うすいところやその他の異常がみつかったら定期的な眼底検査が必要です。綱膜裂孔だけで網膜剥離がなければ、治療はずっと簡単ですし、網膜剥離があっても黄斑部が剥離する前に手術をすれば視力を低下させずにすみます。網膜剥離とそれにつながるような病変は早期発見が重要なのです。

なるベく早く眼科を受診することが大切です。視野が欠けたり、物がゆがんで見えたら、要注意です。症状が出る前に、眼科へ検査を受けて早期に発見しましょう。



硝子体出血

硝子体出血とは?

網膜の血管が破れ出血が硝子体のなかまで入りこんできたものを、硝子体出血といいます。子体出血による飛蚊症では、出血自体は、短期で止まることがほとんどで、出血した血液自体は時間がたつと周囲の組織に吸収されていくため、症状が軽くなっていくように感じます。吸収には、2~3カ月くらいかかります。その間、光が出血によってさえぎられて網膜にうまく届かなくなるので、ひどく視力が低下します。

硝子体出血の症状は飛蚊症と間違いやすい

出血が少量の時は、硝子体中の出血が網膜に影を落とすので、飛蚊症のような症状を自覚します。しかし、飛蚊症と異なるのは、突然、「墨を流したような影」を自覚したり、急激にものがみえなくなり、なかには血液の赤い色がみえたりすることもあります。

硝子体出血の治療方法

硝子体出血の治療方法を決めるには、硝子体出血を起こしている原因を特定することが重要です。原因疾患が分かったら、その治療や、網膜剥離の有無などによって、治療が変わってきます。また、全身疾患からの原因もあったりするので、眼科を受診して早期治療することが大切です。

硝子体出血は、出血の原因を調ベてもらうことによって、適切な治療をうけることが大切です。原因に応じた治療の早期開始が鍵です。



ぶどう膜炎

ぶどう膜炎とは?

ぶどう膜炎は眼のなかの虹彩(こうさい)、毛様体(もうようたい)、脈絡膜(みゃくらくまく)とそれに隣接する組織に起きる炎症のことを言います。ぶどう膜は眼の組織の中でも非常に血管と色素が多く、眼を構成する組織として大変重要な組織です。

ぶどう膜炎の症状は

眼が赤い、眼が痛い、まぶしい、涙っぽい、視力がおちた、霧がかかったように見える、ゆがんでみえる、ものが小さくみえるといった症状が自覚されます。

ぶどう膜炎の治療方法

炎症の原因はぶどう膜そのものにある場合だけでなく、血液の流れと関係して全身のほかの臓器に起こった炎症に伴って、ぶどう膜炎が起こることも多いです。ぶどう膜のどの部分にどんな炎症が起きているかを調べる眼底検査が必要です。ぶどう膜炎の多くは原因不明であるため、治療の目的は炎症をおさえて視力障害につながる合併症をいかにして最小限に食い止めるかにあります。ぶどう膜炎の多くは慢性化しやすくそれゆえに根気良く治療を続ける必要があります。専門医を受診し的確な診断を受けて、正しい治療を続け、発作や再発をできる限り少なくする必要があります。

ぶどう膜炎は、症状が全身に及ぶことが多いので、症状が落ち着いてきても、定期的に受診することが大切です。

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